2008年7月23日水曜日

ブログのキックオフにあたり


ファッチ・ソニャーレ!
(夢を見させてくれ)

ヴェローナFCのクルヴァ席に掲げられるダンマクの文句だ。
オレは実際に見たわけではないが、英国人でありながらこのプロビンツァの一チームに魅せられてしまった作家ティム・パークスが「狂熱のシーズン」に書き記した。


夢が見たい。
そうさ、世界中に存在するフットボールの魔力に囚われてしまった奴の渇きの呪文だ。

ファッチ・ソニャーレ!

昔、放浪の詩人も書いたではないか
「こないものか、こないものか陶酔のときが」(アルチュール・ランボー)
これこそが病の床にいるものの叫び。

ファッチ・ソニャーレ!

愛する者たちの頭上に輝かしい勝利が来る日。
愛する者たちがピッチの上で信じられないような妙技を披露する日。
愛する者たちが凶悪なライバルたちを叩きのめす日。

そんな瞬間を夢見たい。

フットボールの魔力に中毒症状を起こしてしまった魂の渇きを満たしてくれ!

オレは誓う。いつか肉体が滅ぶその日まで。さまよい続けるフットボールの日々を書き続けよう。
だから、CALCIOよ

ファッチ・ソニャーレ! 夢を見させてくれ

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